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書籍・雑誌

2011年10月15日 (土)

米澤穂信著『インシテミル』

9784167773700_2 昨夜の金曜ロードショーで映画『インシテミル』をやっていましたねぇ。偶然にも、前日に電子書籍版で原作の『インシテミル』を読み終わったとこでした。で、原作と比べながら映画をちらちら見ていたのですが、どうも舞台もストーリーも微妙に違うので、原作のイメージが崩れていきました。やはり本を読んだときに想像したイメージは大切にしておきたいです。映画は映画で別作品として楽しむべきなんでしょうね。もう一度、じっくりと原作を読んでみたいです。やはりミステリー読みながら考えるところがいいですね~ぇ。

2011年10月 5日 (水)

大澤重人著『心に咲いた花: ─土佐からの手紙』

Kokoro 「季刊こうち」に紹介されていたいた本です。高知の実家に無理を言って送ってもらいました。涙が出るような(決して悲しくはないですよ)内容で、ほんとうに感動です。多分、全国区では読まれることは少ないかもしれませんが、一度、読んでみてください。ほんとうにおすすめです。

2011年8月26日 (金)

高野和明著『ジェノサイド』

201010000074 久しぶりに読み応えのある本でした。約590頁もある大物です。すごいスケールのでかい話でした。ストーリーにも凝っていてリアルなので、大変驚きました。もう一度、読み返してみたいと思います。 

 600ページ近い長さながら、最後まで楽しく読むことができました。何よりも、この大スケールの物語を見事にまとめあげた筆力に感服しました。 確かに我々人間は愚かな生物かもしれない。けど、そのことを以上に人間の強さを感じました。この物語はフィクションですが、決してありえないものとしてではなく、 「そうであったかもしれない現実」または「そうなるかもしれない現実」として読めたのは、 著者の現実の枠ギリギリの想像力が絶妙だったからだと思います。

2011年7月19日 (火)

遠藤周作著『闇のよぶ声』

Books 久しぶりに遠藤周作氏の本を読んでみようと思います。『闇のよぶ声』。遠藤周作氏が心理的探偵方を用いて描いたミステリーです。早速、読もうといろいろ探したのですが、どの本屋にもなく、Amazonで見てみると、古書しかなく既に絶版になっている様子。かの名作を絶版とは・・・とはいってられません。こういう名作を是非電子書籍として復刊してほしいものです。今度は『海と毒薬』ですかねぇ。

2011年6月26日 (日)

徳大寺有恒著『間違いだらけの車選び2011』

 新聞で、徳大寺さんの『間違いだらけの車選び』が出ていることを知りまして、早速購入。出てますねぇ、我が愛車iQが。なんとトップでの紹介で、内容もまぁまぁ。相変わらずの徳大寺さん節です。でも今回は島下泰久氏と共著。どこまでが徳大寺さんかはわかりませんが、筋は通っていると思います。これからもがんばって出版してほしいです。できれば電子書籍版で・・・。

2011年5月11日 (水)

電子書籍の昨今

 電子書籍が、どうもパッとしませんねぇ。昨年の年末は、シャープの「ガラパゴス」、ソニーの「リーダー」が登場。iPhone等のスマートフォンの隆興もあいまって、大いに盛り上がったことでした。しかし半年たった今現在はというと・・・。いかんですねぇ。iTunesで売っている書籍も、はっきり言ってカスばかりですし、他の出版社のサイトを見てみても、あまりぱっとしません。逆に、本屋さんの店頭に行くと、新刊書やら映画化の原作本等、所狭しと並べられ、まだまだ紙の本の健在ぶりを見せつけられる思いです。それではなんでこんなに電子書籍が広まらないんでしょうか? それは明確です。買いたくなるような電子本がないからです。つまり作者が電子本にしたがらない、というのがその理由です。電子本は安く簡単に買えてしまう分、作者側の利回りも少なくなります。過去の著作も含めて、電子本を出したくないというのが大半の作者の思いです。やはり仕組みを変えていかないとダメなんでしょうねぇ。これは私の個人的な意見ですが、もっとアダルト系(小説、写真集等)を出せばどうでしょう。これまでのメディア(テレビ&ビデオ)等は、このアダルト系で発展してきたと言っても過言ではありません。もっともっと読者の読みたい電子本を出してくださいよぉ。

2011年5月10日 (火)

藤原正彦著『日本人の誇り』

41al1wsu5kl__ss500_ 藤原正彦の最新刊『日本人の誇り』です。藤原先生に関して少しだけ。僕の大学受験の時の数学の先生(旺文社のラジオ大学受験講座の講師)であり、作家新田次郎氏の長男であり、お茶の水大学教授であり、最後に、満州国の新京出身ということ。最近では読売新聞夕刊でユーモアいっぱいのエッセイを書かれていて欠かさず読んでいます。

 で、この藤原先生の最新刊『日本人の誇り』。書店で見かけて迷わず購入しました。果敢にも戦中の日本に焦点をあて、この本は書かれています。この帝国主義の時代を判断するのは、藤原先生が言う「最も重要な事は現代の価値観で過去を判断してはいけないということです。人間も国家もその時の価値観で生きるしかないからです。」と言う言葉に尽きるように思います。 現代の価値観で判断することは決して歴史にフェアに向き合った姿勢ではなく、事実は事実としてその時代の価値観として理解する事が必要なのだと教えられます。 おなじみのユーモアをまじえながら読みやすく、励まされ、背中を押され日本人として恥なく生きようと思える本です。

2011年5月 8日 (日)

早瀬利之著『石原莞爾国家改造計画』

51tcq4d59ol__ss500_1 やっと早瀬利之著『石原莞爾国家改造計画~秘められた「満州備忘ノート」の全貌』を読み終えました。日本にとって満州帝国とは何だったのかを改めて考えさせられる内容でした。

 昭和6年の満州事変は、石原莞爾と板垣征四郎の柳条湖事件を発端に引き起こされました。これにより満州帝国は建国されました。たった13年余りの国家でしたが、重工業の発展した世界に類を見ない国家だったとも思います。しかし、この満州帝国、今の日本はどうも腫れ物に触るように、議論を避けているのではないでしょうか? はたして満州は本当に日本の植民地だったのでしょうか? 確かに建国のきっかけはいろいろ紆余曲折があったかもしれません。しかし、国そのものはすごい工業力を持った国でした。住人も日本人、中国人、ロシア人と実に平和裏な国家といえます。このように日本は満州を植民地として建国させたわけではありませんでした。石原莞爾は、れっきとした独立国として、満州帝国を立ち上げたのです。
 
 
 この時代の資料は極端に少ないです。図書館に行っても、太平洋戦争、特に満州帝国の文献はあまり置いていません。長い日本の歴史の中で、日本人の負の部分が、ここにあるからでしょう。唯一の恥の部分です。しかしこの満州帝国は、立派な独立国家(国際連盟には認められませんでしたが)でしたし、関東軍は精鋭の軍隊でした。今の日本は、今一度、満州帝国のことを考え直す必要があるのではないでしょうか?

2011年5月 4日 (水)

石原莞爾著『世界最終戦論』

200pxkanji_ishiwara2 このゴールデンウィークは、読書三昧の日々を送っています。最初に読破したのはiTunes Storeで購入した、石原莞爾著『世界最終戦論』。なんか知らない人が見ると仰々しい内容かと思われるかもしれません。

 まずは、石原莞爾について少しだけ触れておきたいと思います。関東軍参謀として、1931(昭和6)年、板垣征四郎と組んで満州事変を引き起こし、満州帝国を建国に導いた人です。戦術家として天才とか、又は戦略家の天才とか、要は大変頭のいい人だったようです。最近は漫画『ジパング』とかにも登場しますので、御存知の方も多いと思います。

 で、この『世界最終戦論』、終戦後に京都で行われた石原莞爾の講演をもとに、これを筆記・整理したものが、「世界最終戦争論」。来るべき最終戦争によって世界は統一され戦争がなくなる、その戦争は日本を中心とする東洋とアメリカを中心とする西洋の決戦である、という独特の思想観点から詳述してます。歴史にifは禁物ですが、"フィクション"という立場で読むと、なかなか面白い内容だと思います。全170頁にも及ぶ長編ですが、読んでいてついつい引き込まれてしまいました。終戦直後に出版され、大ベストセラーになった理由もわかります。

 僕が、石原莞爾、特に満州帝国に興味を持つ理由を少しだけ述べておきます。私の家はもともと満州帝国への移民した一家でした。祖父は満州鉄道で働き、父も満州で暮らした経験があると聞いています。つまり、一家のルーツは満州帝国にあったと言っても過言ではありません。今、僕の机の横には早瀬利之著『石原莞爾 国家改造計画(秘められた「満州備忘ノート」の全貌)』という本があります。読むのに一苦労しそうな本ですが、がんばって読んでみようと思います。奉天へ・・・・・・

2011年5月 3日 (火)

もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら

510hcg0vyzl__ss400__2  もうこの本の説明は不要でしょう。『もしドラ』の略称で親しまれ、1年を通してのベストセラー、現在NHKの深夜にアニメ放映中、また映画化もされた、今や国民的な書籍です。内容は他の書評に譲ることにして、この本は私にとって、一つの大きな転機となりました。電子書籍で初めての本だったのです。iPhone4を買って、ちょうど同じタイミングで発売されたのが、この『もしドラ』。当時、電子書籍に疑心暗鬼だった私は、通勤電車の中でiPhone4を片手にむさぼるように読んでいましたねぇ。

 正直に言いまして、購入のきっかけは、表題よりも、この表紙に惹かれたということを白状しておきます。内容ももっと軽いものかなぁと思ってました。でも、いい意味で期待を裏切ってくれました。『マネジメント』のポイントを高校野球を通して、わかりやすく解説してくれるストーリーには脱帽です。いろいろドラッガーの解説本は出ていますが、この本の右に出る本はないでしょう。また、この本のおかげで私の心は"紙の本"から"電子の本"に大きく傾倒していくことになります。

 少しだけ、ドラッガーの話しをしましょうか。このドラッガーの『マネジメント』。実は十数年前に一度読んだことがあるのです。当時、妙に自己啓発に熱を上げていて、有名なビジネス書を読みまくっていた時期がありました。新幹線のプロジェクトを担当していた時期でもあり、"プロジェクト"に熱を上げていたんだと思います。その時に出会ったのが『マネジメント』。最初はさっぱり理解できませんでしたが、それでも「顧客」とか「要求定義」とか、本の内容をまわりに振り回しては、迷惑をかけていましたねぇ。もう一度、じっくりと腰をすえて『マネジメント』を読みたいです。こちらは"電子の本"ではなくて、"紙の本"で・・・。